虹の雫 ホワイトラブラドライト
レインボームーンストーン(ホワイトラブラドライト)のペンダントトップ
天然石で、美しい虹色の輝きを放つものがあります。
石の内部に入っているクラック(亀裂)や層に光が反射することによって起こるものや、石表面の構造によるものなど、虹色に見える原因にはいろいろあります。
内部クラックや層への光の反射によるものは、透明感のある石で時々見られる現象ですが、代表的なもはアイリスクォーツ(レインボークォーツ)でしょうか。
柔らかく穏やかな輝きを放つもの、ギラギラと眩いばかりの輝きを放つものなど個性は様々で、自分好みの虹具合を探すのも楽しいものです。
そして、石表面の構造によるタイプでは、ラブラドライト(曹灰長石)がよく知られています。
ラブラドライトは、長石(フェルドスパー)系列の、斜長石(プラジオクレース)グループに属します。
見る角度や光が当たる角度によって色相が変化し、このような効果を示す現象のことを、ラブラドレッセンス(イリデセンス)といいます。
光の加減によってボワーっと青色に輝くものや、虹色に輝くものなど、ラブラドライトの神秘的な輝きに魅せられる人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、長石には沢山のグループがあり、ムーンストーンやサンストーン、アマゾナイトなども長石系列です。
ラブラドライトは地色が褐色や灰青色がかっているものと無色のものをよく見かけますが、私は特に無色タイプ(ホワイトラブラドライト)のものが好みです。
ホワイトラブラドライトでペンダントトップをつくりました。
ホワイトラブラドライトは、一般的にレインボームーンストーンとも呼ばれています。
こちらは、自然光での撮影画像。
優しいオレンジ色が浮かび上がります。
こちらは、ライトを当てて撮影。
美しいブルーが出てきました。
角度を変えて撮影。ライトを当てています。
神秘的な輝きがとても綺麗なラブラドライトです。
プルプルなゼリーのようにも見えますが、実際は硬めです。